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◆ 映像(朗読・読み聞かせ)◆

ナレーションや司会をとおしたボランティア活動などにより、朗読やお子さまへの読み聞かせの大切さをお伝えしております。

絵本の中では、様々な動物や人物がたくさん登場します。更にその背景として、自然や宇宙、時には未来の世界等も表現されます。その登場人物たちは、物語の中で美味しいお料理を作ったり、食べたり、遊んだりしながら、「美味しい」「いいにおい」「あたたかい」「つめたい」等。。。。

 時には自然からの恵みを感じることもあるでしょう。それらをお子さまは、目、耳、心、そして肌、身体全体で感じます。 そうする事により「人」を形成する大切な感覚機能である「見る」「聞く」「嗅ぐ」「味わう」「触れる」を幼い頃からゆっくりと感じ取っていくことができます。さらに、もしかしたら、その次にあるといわれている「第六感」が芽生えてくるかもしれません。

お子さまが、一つの絵本を何度も読んで欲しいと言っていたら、その絵本の中の世界を心地よいと感じている証拠です。

 また、絵本の中の登場人物やその背景を感じ取り、ドキドキ、ワクワク、更には、笑ったり、泣いたり、おこったりすることでしょう。絵本をとおして様々な感情が生まれるのです。

 親御様から見て一見、お子さまが何にも感じていないように思う時があるかもしれませんが、大丈夫です。ゆっくりとしっかりとお子さまの心の中に届いているのです。

これから成長とともに学んでいくこととなるのが学校教育ですが、その中で良く耳にする「情操教育(じょうそうきょういく)」。

  情操教育とは、"感情" や"情緒"を育み、創造性や個性のある豊かな"心"と道徳的な意識や価値観を養うことを目的とした教育といわれています。

 また、実際に小学校2年生ぐらいから国語や算数の文章題が増えてきます。その中で物語の情景や登場人物の様々な心情などを読み取らなくてはいけません。 それら今後の基盤づくりとしても絵本は重要となるのです。

お恥ずかしいのですが、お子さま達に絵本の読み聞かせをしていると、感極まり思わず涙が溢れてしまうことがあります。その場面、場面で、多くの言葉が語られていなくても温かくて優しい、時には切なくて哀しみに溢れた感情や状況がしっかりと伝わってくるのです。

 どうしても大人になると「うれしい」「かなしい」などのそんな素直で単純な感情表現を忘れてしまいます。 きっと大人が、子どもの目線や感覚を思い出すことも時には重要だと絵本は教えてくれるのです。

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